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  • 2021.07.21
  • 健康情報・豆知識・美容情報

お肌の老化を促す3大要因 ~糖化について~

 

前回、お肌の老化を促す3大要因、

①乾燥

②酸化(お肌のサビ)

③糖化(お肌のコゲ)

②酸化についてご紹介しました。

 

今回は3大要因の最後!!

③糖化(お肌のコゲ)についてご紹介したいと思います。

 

お肌の「糖化」とは

 

糖質は普段の生活には必要不可欠なものです。

しかし、必要以上に摂取したり、活性酸素の酸化ストレスにより酸化する(カルボニル化合物になる)と、

体内の熱によりたんぱく質と結びつき、たんぱく質の硬化、褐色化などの変質を引き起こします。

これがいわゆる糖化です。(お肌のコゲ)

糖質と結びついた糖化たんぱく質は、劣化していき、「AGEs(最終糖化産物)エイジズ」という物質に変化します。

この糖化反応はメイラード反応とも呼ばれますが食品にも良く起こる反応です。

例えば食パンは、焼くと表面が焦げて硬くなりますが、熱によって食パンに含まれている糖とたんぱく質が、結合して起こった現象です。

 

焦げると褐色になるのは、糖化された、たんぱく質は褐色になるからです。

ですから食品は、糖化反応を起こすと、食パンやカラメルのように焦げ色の褐色がつきます。

醤油も糖化反応によって色が黒くなったものです。

 

糖化が起きるとコラーゲンが焦げる!?

 

糖化は、体内で余った糖がタンパク質にくっつくことで起こる反応で、糖化された

たんぱく質は褐色に変色します。

肌構成の7割を占めるとされるコラーゲンも、たんぱく質です。

コラーゲンとは、皮膚の構成に欠かせない成分で真皮層に存在しています。

お肌にみずみずしさを与え、ハリや弾力を持たせ表皮を支える役割をしています。

そして、コラーゲンは糖とくっつきやすい性質をもっています。

ですので、肌で糖化が起きるということは、たんぱく質であるコラーゲンにも、糖がくっついてしまうということなのです。

コラーゲンが糖化してしまうと、その機能が衰え、水分もなくなり固くなってしまいます。

さらに透明なコラーゲンは褐色に変色し、糖化された黄ばんだコラーゲンが溜まっていくと、肌の色がくすんで見えるようになってしまいます。

 

 

糖化を防ぐ方法

 

老化促進物質であるAGEsを生成する糖分は、人間が生きていくための重要な栄養素ですので、糖分の摂取は必要です。

しかし、過剰摂取を行うことで余った糖が血液中にいると(血糖値が高い状態)糖化のリスクを上げてしまいます。

AGEsを減らすためには、糖とたんぱく質の接触を減らすことが重要です。まずは、急激な血糖値の上昇や高血糖状態が続くのを防ぐことが対策になります。

 

①血糖値を下げる


 

糖化を引き起こすのは細胞外の糖だと言われています。

ですので、日頃から血糖値をコントロールできるのが理想です。

例えば、食事の時は野菜や肉などを先に食べ、血糖値を上げるパンやご飯はあとからゆっくり食べるようにすることがおすすめです。

早食いは血糖値を急激に上昇させてしまいます。

ゆっくりと噛み時間をかけて食べると、血糖値の上昇は緩やかになります。

 

②食後に軽い運動をする


 

血糖値が一番上がるのは食後1時間ですが、食事後15分以内に血糖値がは急激に上がります。

そのため、食後すぐに体を動かすと食後の高血糖を落ち着かせて、AGEsを作りにくくすることができます。

ウォーキングや軽いスクワット運動などを食後に取り入れてみるのもおすすめです。

また、筋肉量が多いと、血糖値が上がりにくくなるという効果があります。

消化吸収された糖質は、肝臓でグリコーゲンという物質になり肝臓や筋肉に蓄えられるますが、筋肉量が増えるとグリコーゲンを貯蔵する量も増えます。

そのため余分な糖が出にくくなり、血糖値上昇を抑えることができます。

筋肉量を増やすには、スクワット運動などで太ももなどの大きい筋肉を鍛えるのが効果的です★

 

お肌の老化を促す3大要因の③糖化についてお話をしました。

乾燥、酸化については下記のURLを参照ください。

①乾燥

【お肌の乾燥について】

②酸化

【お肌の酸化について】

 

肌の老化は誰もが起こりうる現象です。

ですので是非、日ごろの生活習慣から対策をしましょう!

肌の老いを予防し、若い肌年齢を維持し続けるようにして下さい。

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