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  • 2021.07.29
  • 健康情報・豆知識

2021年7月28日は【土用の丑】

 

 

2021年7月28日水曜日は【土用(どよう)の丑(うし)】

この言葉を聞くと【うなぎ】が食べたくなりますね?

ただ、うなぎを食べるイメージはあってもそもそも、「土用の丑の日」が一体何の日なの?

と思われる方も多いのではないでしょうか。

今回は「土用の丑の日」の意味や語源、うなぎを食べる理由などをご紹介したいと思います。

 

【土用の丑の日】とは?

 

まず、「土用の丑の日」の意味についてご紹介いたします。

 

「土用の丑の日」の意味


「土用の丑の日」は「季節の変わり目」の事を指します。

言葉の響きから、土曜日を想像する方もいるかもしれませんが、実は「土用の丑の日」は、「土用」と「丑の日」という2つの言葉が組み合わさったものです。

 

「土用」とは?


 

土用とは、「五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏(りっか)・立秋(りっしゅう)・立冬(りっとう)・立春(りっしゅん))の直前約18日間ずつである。」とWikipediaにあります。

 

日本ではかつて、中国から伝えられた「五行説」が広く信仰されていました。

簡単に言うと、昔はあらゆる物は木・火・土・金・水からなるとされる五行という思想がありました。

そこで暦において1年間を「春に木気」「夏に火気」「秋に金気」「冬に水気」を割り当てていました。

このとき、「土気」はどの季節も割り振ることができなかったため、土気をすべての季節の変わり目に当てはめ、立春・立夏・立秋・立冬の直前の18日間を「土用」と呼ぶことにしたのです。

つまり、土用とは1年に4回もあるので、土用の丑の日も最低4回あります。

最初の日を「土用の入り」最後の日を「土用の明け」といいます。

 

「丑の日」とは?


 

丑は「十二支」の一つです。

昔の日本では日付にそれぞれ十二支を当てはめる習慣がありました。

ですので、「1・2・3・4...」という数字ではなく「子・丑・寅・卯....」と日付を数えていました。

12日周期で干支が一周するようになっており、子の日、丑の日、寅の日というように、年間30周ほど十二支が巡ります。

なかでも、土用期間にある丑の日には、人々の健康を祈るとよいと考えられ、親しまれていました。

丑の日は一つの土用期間中に1〜2回あり、1回目と2回目で呼び方が変わります。1回目を「一の丑」2回目を「二の丑」と呼びます。

 

【土用の丑の日】に『うなぎ」を食べる理由

 

土用の丑に「う」のつく食べ物を食べる由来には諸説ありますが、

一説によりますと江戸時代までさかのぼる「発明家・平賀源内のうなぎ屋話」が有名です。

 

古代より「ウナギは栄養価が高く精力の付く食べ物」とされていましたが、本来ウナギに脂がのっておいしくなる季節は冬であり、夏のウナギは身がやせて人気がありませんでした。

そして、一年で最も暑い時期に、こってりした、タレがたっぷりついたうなぎはあんまり人気がなく、当時のうなぎ屋は苦心していたそうです。

困ったうなぎ屋が平賀源内に、なんとかしたいと相談しました。

相談を受けた平賀源内は、店先に『「本日丑の日」土用の丑の日 うなぎの日 食すれば夏負けすることなし』と看板を出すことを提案します。

平賀源内の提案を試したところ、そのうなぎ屋は大繁盛。

それを見た他のうなぎ屋が真似をしたことが、「土用の丑の日」にうなぎを食べるのが全国に広まり、今では夏の土用の丑の日に鰻を食べると夏バテをしないと言われ、時期になると鰻を食べる習慣が根付いたのです。

 

 

【土用の丑の日】に「う」の付く食べ物を食べる!?

 

夏の土用のにはうなぎ以外に「う」の付く食べ物を食べる習慣がありました。

年代は定かではありませんが、かつて土用の期間は1年のうちで最も暑い日ということで、

昔の人々はその期間は体調を崩すことが多かったそうです。

また、「丑の日」は災難が起こりやすいとも言われたようで、「土用の丑の日には、丑の日にちなんで「う」の付く食べ物を食べて、体力を回復させよう」という言い伝えがあったどうです。

ウナギは滋養強壮があり、スタミナがつく食べ物だということは奈良時代から分かっていたことのようですが、当時昔の人々にとってウナギは、かなりの高級品でとても手が出る品ではありませんでした。

そこで、代わりに「う」のつく食べ物を食べる風習が生まれたともいわれています

例えば、うどんや、梅干し、瓜など、夏バテ防止をしてくれそうな食べ物ばかりですね。

 

夏バテ防止

 

うなぎには疲労回復に効果があるとされているビタミンB1が豊富に含まれています。

夏バテにより体力が落ちた体にはぴったりな食材です。

 

現在では養殖ウナギが盛んになり、土の季節でも脂がのったうなぎを食べれるようになりました。

 

 

土用の丑の日には、うなぎを食べるという習慣が当たり前だと思っていましたが、

うなぎの他にもいろいろありました。

ちなみに「う」はつかないんですが、夏の土用の暑さを乗り切れるように力餅、

無病息災の土用餅(あんころもち)、

栄養価が高い土用卵、

夏が旬のしじみなどもいいそうです★

厳しい夏を乗り越えられるよう、今年の「土用の丑の日」は、うなぎなどの栄養価の高い食べ物を食べて健康に気を遣う日として過ごしてみるのがオススメです。

 

 

 

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