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  • 2023.06.20
  • 健康情報・豆知識

【健康情報】2023年の夏至は”6月21日“ 意味や食べものは?

 

夏至とは1年で1番、昼の時間が長い日です。

2023年の夏至は【6月21日(水)】

今回は夏至について、お話します。

 

夏至とは?

 

 

1年間を24等分した暦である二十四節気では、夏至は約15日間ほどの期間をいいます。

2023年の夏至の期間は、6月21日(水)から7月6日(木)となります。

夏至は、「夏に至る」と書くことからもわかるとおり、

「この日を境に本格的な夏になりますよ」という意味です。

また、「一年で最も昼の時間が長い日」でもあります。

 

 

しかし、夏至は6月中旬であることを考えると、まだ梅雨時期です。

夏至の時期は、最も日照時間が長いことに間違いはありませんが、夏至に最も暑くなるかと言われればそうではありません。

実際の暑さは1、2ヶ月ほど遅れてやってきます。

二十四節気が作られたのは紀元前の中国黄河流域です。

現在の日本の気候とはズレが生じるのも当然のことです。

さらに、中国には梅雨や台風がないため、特に6月は二十四節気と日本の気候にずれが生じるのです。

 

夏至の食べ物

 

 

夏至の日に特別な食文化はないとされる日本。

ですが、地域によっては「夏至に食べるとよい」とされる食の風習があります。

各地方で夏至に食べられる食べ物を詳しくご紹介します。

 

 

関西地方:タコ


 

 

関西地方では、夏至にタコを食べます。

田植えと重なる夏至の時期に「稲の根がタコの足のように四方八方にしっかりと根付くように」という願いを込め、タコを食べるようになったといわれています。

 

大阪河内地方・奈良県:半夏生餅


 

 

奈良県・大阪府河内地方で食べられているのが「半夏生餅(はんげしょうもち)」です。

半夏生餅は、もち米と新小麦を半分ずつ混ぜ合わせ、きなこをまぶしたもので、別名「小麦餅」と呼ばれています。小麦餅は、関東地方でも夏至の時期に食べる風習があるようです。

「餅のように何事にも粘り強く」との意味が込められています。

関東地方では小麦と稲作の二毛作をおこなう農家が多かったため、小麦ともち米を半分ずつ使った焼き餅を作ったといわれています。

 

 

半夏生とは、日本独自の雑節という暦日のひとつで、夏至から11日目にあたる時期(毎年7月2日ごろ)に訪れます。

これらの地域では、半夏生の時期に、半夏生餅を田んぼの神様に捧げて豊作を祈ったり、無事田植えが終わったことを神様に感謝しつつ半夏生餅を食べるという習わしがあります。

 

京都府:水無月


 

 

6月の和菓子として出回る「水無月(みなづき)」。

水無月は、外郎(ういろう)生地の上に小豆を乗せて固め、三角形に切りそろえた和菓子です。

京都では、この水無月を夏至の期間中である6月30日に食べる風習があるそうです。

それは1年の半分が経過したときに食べることで、残りの半年間の無病息災を祈願するという意味が込められています。

また、水無月に使われる小豆に邪気を払う意味があること、水無月の三角形の形が氷を連想させ、夏バテを予防するという理由もあるようです。

神社では、6月30日に「夏越の祓(なごしのはらい)」を行うところもあり、茅の輪くぐりや人形流しをすることで厄を祓いますが、京都の神社ではこの催しが「水無月の祓」と呼ばれることもあります。

 

愛知県の一部:無花果田楽


 

 

半分に切ったいちじくに田楽味噌をかけた料理が「無花果田楽(いちじくでんがく)」です。これは、愛知県の一部のエリア(尾張地方の一部)で夏至の日に食べられています。

いちじくはかつて、「不老長寿の果物」と呼ばれており、薬としても使われていました。

また、「田楽」は、豊作祈願の踊りである「田楽」に由来していることから、無花果田楽を食べることで「健康に過ごせるように」「豊作祈願」とふたつの意味があるようです。

 

三重県:みょうが


 

 

6月に旬を迎えるミョウガは三重県で食べられています。

ミョウガは夏バテ防止や食欲増進などの効果が期待されるといわれており、田植えが終わり「お疲れ様」の意味で食べられるようになったようです。

サラダやお味噌汁の具など、料理に使われるほか、「ミョウガ饅頭」といわれる、ミョウガの葉で包んだおまんじゅうが食べられていました。

 

 

香川県:うどん


 

 

香川県では、農作業を手伝ってくれた親戚や友人へのお礼として、その年に収穫された小麦を使ったうどんをふるまっていました。

そのような風習から夏至にうどんを食べることが定着していったようです。

香川県では、香川県生麺(めん)事業協会組合が半夏生を迎える頃の7月2日を「うどんの日」に制定しています。

 

福井県:焼き鯖


 

 

福井県では、半夏生に焼き鯖を食べる風習がありました。

もともと良質な鯖が獲れる若狭地域では、鯖を丸ごと串に刺して焼いた「丸焼き鯖」と呼ばれる郷土料理があります。

半夏生に焼き鯖を食べるようになったのは、江戸時代になると現在の大野市に位置する大野藩の殿様が、田植えを終えた農民をねぎらうために丸焼き鯖をふるまったのが始まりとされています。

 

日の長さを生かして夕涼みなど、季節の変化を楽しんでいただければと思います★

 

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